旧ホームページデータ―よくある質問
唾液って何の役割があるの?増やすには?
唾液には、虫歯から歯を守る大切な役割があることを知っていますか?
唾液には大きくわけて8つの働きがあります!
- 潤滑作用:口の中を潤し、湿った状態を維持します。食べものを飲み込むときにスムーズにできるのも唾液が潤っているおかげです。
- 粘膜保護作用:唾液で口の中が潤いことによって、粘膜や頬、皮膚などの柔らかい部分を固い食べものや歯から守る働きがあります。
- 洗浄作用:口の中に溜まっている汚れを洗い流す働きがあります。
- 消化作用:唾液の成分には酵素があり「消化酵素のアミラーゼ」が含まれています。
- 溶解作用:食べものと唾液を混ぜ合わせて味を感じる働きを助けます。
- 緩衝作用:お口の中を中性に保ち、虫歯から守る働きがあります。虫歯ができるのは酸性に傾いたとき。お食事をするたびに口の中は酸性になるため、放っておくと虫歯になってしまいますが、唾液が中性に戻して虫歯から守ってくれています!
- 抗菌作用:虫歯菌や歯周病菌からお口を守る働きがあります。
- 再石灰化作用:虫歯になりかけの歯を修復する働きがあります。
こんなに色々な作用がある唾液ですが、年齢とともに減ってしまったり、口呼吸になって減ってしまったり。とてももったいないですよね。
唾液を増やすには、まず「よく噛むこと」が大切です!噛むことであごを大きく動かすので、唾液腺が刺激され唾液の分泌が促されます。
そして「こまめに水分補給をする」「唾液腺のマッサージをする」「舌の体操をする」。
サラサラした唾液を作っている耳下腺は耳たぶの前辺りにあります。人差し指から小指までの4本の指を耳下腺のある両頬にあて、ゆっくりグルグルマッサージしてください。
舌の体操は、口の中で舌を左右に大きく動かします。舌でほっぺたを内側から押して膨らむくらいが目安です。舌先で歯の内側をなぞるようにしながら舌を回します。右回りや左回りで数回行ってください。
唾液はお口の状態を保つためにも大切なものです。
マッサージや舌の体操などは簡単にできますので、みなさん試してみてください。