旧ホームページデータ―よくある質問
口呼吸を防ぐためにできることは?
口呼吸を改善するためには、まずは口呼吸になっている原因を知ることが必要です。
原因1. 口周りの筋力が弱っている
特に小さなお子さんに多いのがお口を閉じる筋肉が発達していないために口が開いている状態が習慣となり、そのまま口呼吸になってしまうケースです。
原因2. 歯並びが悪く口が閉じにくい
特に出っ歯のお子様の場合は口が閉じにくく、口呼吸になりがちです。歯並びを改善するために強制治療を行う必要があります。
原因3. もともと舌が短い
舌は裏に舌の筋のようなもの(舌小帯)がありますが、生まれつきこの舌小帯が短い人もいます。この状態が重度の場合、舌の動きが悪くなるため発音がうまくできなかったり、筋肉のバランスが崩れて口呼吸になったりします。このような場合、「舌小帯切除術」という治療も必要になります。手術と同時にお口の筋肉のトレーニングを行うことにより、口呼吸も改善しやすくなります。
原因4. アレルギー性鼻炎などで鼻がつまっている
アレルギー性鼻炎、蓄膿症など、鼻づまりによって口呼吸になっている場合、まずは耳鼻咽頭科での治療を受ける必要があります。治療を受けたあとも、口呼吸が習慣になってしまっている状態ではなかなか鼻呼吸にできないことも多いので、意識的に口を閉じ、鼻で呼吸するようにしましょう。